
防犯を意識すれば、無骨で威圧的な印象になる。美観を優先すれば、無防備に見えてしまう。
かつては、そう考えられていました。しかし、私たちがたどり着いたのはその逆。
「美しさ」が「入りにくさ」を生み出す設計です。
整った門構え、計算された動線、無駄のない植栽レイアウト、それらが醸す“管理された空気”は、
侵入者に「この家は入りにくい」と直感させます。
つまり、防犯性の高い外構とは、品格ある整いをまとった空間なのです。
そこに、防犯カメラや照明を“機械として目立たせずに組み込む”ことで、見た目には自然で、内側には強い抑止力を持つ庭が完成します。
私たちは、「守るために美を捨てる」のではなく、美しさの中に抑止力を溶け込ませる。
そんな設計こそ、これからの住まいにふさわしいと考えています。
「美観と抑止力の両立」に対する新たな4つの答え

01:感性の防犯
“美しいと感じさせる空間には、違和感が入り込めない”
人の感覚は、ごく自然に「整った空間」には近寄りがたさを感じます。草木が整えられ、門構えが重厚に計算されている家は、「住人の目が行き届いている」という印象を与え、無意識のうちに侵入をためらわせます。
つまり、美観の中には“侵入を心理的に拒む力”が宿るのです。
02:機能の抑止
防犯は、目立たせるものではなく、効かせるもの。
防犯カメラや照明は、防犯意識が表に出過ぎると威圧的になります。しかし、適切な高さ・角度・色温度で配置すれば、空間に溶け込みながらしっかりと威力を発揮します。
・歩行者の視線を活かすライトの設計
・死角を消すための植栽レイアウト
・違和感のないカメラの埋め込み配置
意識させずに“意識させる”仕掛けが、防犯の真価です。


03:空間設計としての防犯
敷地の“意図”が見える家には、人は入りづらい。
空間は、意図をもってデザインされると、その“意志”が伝わります。動線の整い、フェンスの立ち位置、玄関までのアプローチの見せ方…。
それらが統一された設計思想を感じさせるほど、
侵入者には「この家は簡単ではない」と強く伝わります。
整っていること=“管理されている”という抑止のメッセージです。
04:暮らしの価値への昇華
安心は、暮らしの上質さを完成させる。
どれほど美しい住まいでも、どこかに“不安”があれば、
本当の意味で心からくつろぐことはできません。
防犯は、美観に対立する存在ではなく、
美しさの中に「静かな安心感」を添える存在です。
つまり、防犯のある外構とは、
「ただ住む」ではなく、「心から暮らす」ための基盤。
それは、住まいにおける“上質”の完成形なのです。


「“入りにくさ”は、美しさとともに設計できる。」
かつて、外構やエクステリアは「家を飾るもの」でした。
門やフェンス、アプローチや庭は住まいの顔であり
暮らしの美意識や品格を表す空間として重視されてきました。
しかし時代は変わりました。
空き巣、車の盗難、強盗…
防犯の意識が「特別な人」だけのものではなくなった今、
私たちは、美観と防犯をどちらかに選ばせる時代を終わらせたいと思っています。
私たちが目指すのは、
防犯を“後付けの機械”に頼るのではなく、
最初から空間そのものに抑止力を宿す外構設計。
「見張られている」と感じさせずに、
「ここは入りにくい」と思わせる視線・光・動線・高さ。
それらすべてを、美しさの中に自然に織り込む設計こそが、
本当に守れる、これからの外構だと信じています。
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